食生活アドバイザー2級3級併願 独学で両方合格しました

食生活アドバイザー取得! 独学で2級と3級に同時合格した方法

食生活アドバイザー 2級3級併願同時合格 合格体験記

 

更新日:2024.7.20

食生活アドバイザー資格は、健康的な生活を支えるための食生活知識を深めるのに役立ちます。ここでは、私が独学で2級と3級に同時合格した方法を紹介します。

 

 

食生活アドバイザーを受験したきっかけ

2017年7月、私は食生活アドバイザーの2級と3級を同日に受験し、無事に合格しました。

 

食生活アドバイザー

食生活アドバイザーは2級と3級を同じ日に受験できます。ちなみに現在、1級は存在しません。

 

ユーキャンのCMで佐々木希さんや仲里依紗さんが挑戦して合格した資格で、彼女たちが取得したのは3級です。私が受験しようと思った理由は、食生活に関する知識を体系的に身につけたかったからです。中年になってから料理を始めた私には、栄養素や食文化、衛生管理などの知識が必要だと感じました。

 

ほとんど知識のなかった私でも食生活アドバイザーに1回で合格できました。しかも、2級と3級をいっぺんに取ることができました。

 

元々の知識がなくても数ヶ月勉強すれば合格できます。この記事では、効率的な勉強方法を私自身の体験談を交えながら紹介します。

 

食生活アドバイザーの難易度、および2級と3級を併願した理由

食生活アドバイザーの難易度は?

試験はマークシート方式で、3級は5択、2級は6択です。2級も3級も出題範囲は公式テキストに書かれている内容のみです。試験の問題にはひっかけ問題も多く、特に2級では正確な知識が求められます。
食生活アドバイザーの難易度はそこまで高くなく、公式テキストを中心に1~2ヶ月勉強すれば合格できるレベルです。私は通信講座には通わず、独学で勉強して合格しました。

 

なぜ2級と3級を併願したのか?そのメリットは?

特に深い意味はありませんでした。「2級は落ちても3級が受かってればいいかな」というノリです。両方同日に受けられるのでそのようなことが可能です。
併願すると同日に2つの試験を受けることになりますが、2級に記述問題が少しある以外は全てマークシートの選択問題です。試験時間は1つの試験につき90分ですから、2つの試験合わせて3時間です。それほど疲れはしませんでした。

 

複数の級を取得している場合、一番高い級だけを履歴書に書くことが一般的です。したがって、2級と3級を同時に取得すること自体にはそれほど意味はないかもしれませんが、滑り止めとしてのメリットがあります。3級だけでも受かっていれば、次の2級試験に向けての励みにもなります。

 

購入した本、テキスト、過去問題集

試験対策のために購入した書籍を紹介します。

 

2級 公式テキスト

食生活アドバイザーの公式テキスト&問題集2024-2025年版【公式】食生活アドバイザー®2級テキスト&問題集
※画像は2022年版のものです。2年に1回くらいの頻度で改定されると予想します。


唯一の公式テキストです。基本的にここに書かれていることから、ほとんど全て出題されます。この公式テキスト以外のテキストや参考書は特に必要ありません。2級の公式テキストで勉強しておけば3級の範囲もカバーできます。

 

2級 過去問題集

食生活アドバイザーの過去問題集食生活アドバイザー 過去問題集
※書店では買えません。リンク先のページから購入してください。


過去問題集は『栄養と健康』『食文化と食習慣』『食品学』『衛生管理』『食マーケット』『社会生活』の科目別にまとめられているので、学習しやすいです。過去問がそのまま出題されることはほぼありませんが、難易度や雰囲気を捉えたり、理解度をチェックするのに役立ちます。

 

2級と3級の違い

2級と3級の大きな違いは出題形式です。3級は5択なのに対し、2級には「該当なし」が加わって6択となります。また、2級では記述問題が出題されます。記述問題では用語を問われる問題がほとんどです。用語は漢字でも書けるようにしておきましょう。
こちらの食生活アドバイザーのページに問題例が掲載されています。問題の雰囲気と2級と3級の違いをチェックしましょう。
食生活アドバイザー チャレンジ問題2級
食生活アドバイザー チャレンジ問題3級

 

試験勉強のスケジュール

私の試験勉強スケジュールを紹介します。

項目 勉強の仕方 勉強日数
全体構成把握 2級公式テキスト全部に目を通して、全体の構成を把握する。 1日
『栄養と健康』勉強 2級公式テキスト『栄養と健康に関する知識』を精読。
2級過去問題集の『栄養と健康』を解く。
7日
『食文化と食習慣』勉強 2級公式テキスト『食文化と食習慣に関する知識』を精読。
2級過去問題集の『食文化と食習慣』を解く。
7日
『食品学』勉強 2級公式テキスト『食品学に関する知識』を精読。
2級過去問題集の『食品学』を解く。
7日
『衛生管理』勉強 2級公式テキスト『衛生管理に関する知識』を精読。
2級過去問題集の『衛生管理』を解く。
7日
『食マーケット』勉強 2級公式テキスト『食マーケットに関する知識』を精読。
2級過去問題集の『食マーケット』を解く。
7日
『社会生活』勉強 2級公式テキスト『社会生活に関する知識』を精読。
2級過去問題集の『社会生活』を解く。
7日
過去問題集通し 過去問題集をもう一度全部通して解く。 7日

 

合計勉強日数は50日、1日3時間勉強を目安としていますので、正味の勉強時間は150時間です。

 

勉強のポイント

2級では「該当なし」の選択肢があったり、用語を答える記述問題も出題されたりするため、正確な知識が問われます。勉強する際には以下のポイントを押さえると効果的です:

 

精読を徹底する

公式テキストを精読し、分からない言葉が出てきたらネット等で調べて正確な知識を身につけましょう。精読の際はただ書いてあることを読むだけでなく、「なぜそうなるのか」と考えながら読むと、理解が深まります。用語は漢字で書けるようにしておくことが重要です。

 

過去問題集を活用する

解いた問題は答え合わせをし、できなかったところはもちろん、できたところでも怪しいところはきちんと復習します。過去問題集は問題を丸暗記するのではなく、理解度をチェックするために使いましょう。

 

試験本番で気をつけること

とにかく問題をよく読みましょう。選択肢の文中に「正しいことと間違っていることが混在している」ことがよくあります。問題の前半部分は正しいことが書いてあるのに、後半部分は間違ったことが書いてあることがあります。これにひっかからないようにするために、しっかりと読み解く力が求められます。
また、最高の状態で試験に臨むためには、睡眠が非常に重要です。寝不足の状態だと読解力や集中力が低下し、試験でのパフォーマンスが悪くなります。試験前日は早めに寝て、十分な睡眠をとるように心がけましょう。知識を詰め込むことも大切ですが、本番でしっかり頭が回るようにすることの方がもっと重要です。

 

【おまけ】解答のコツ

一つだけ解答のコツを紹介します。それは「公式テキストに書いてないことはほとんど偽」です。選択肢を読んで「あれ、こんなこと公式テキストに書いてなかったぞ」と思ったら、その選択肢はほとんど偽です。適切を選ぶ問題ならその選択肢は除外し、不適切を選ぶ問題ならその選択肢は正解候補となります。
例えば、食生活アドバイザーの模擬試験に次のような問題があります。

 

Q.一般的に休養には、積極的休養と消極的休養の2種類があります。次の「積極的休養」の例で、最も不適当なものを選びなさい。

選択肢の一つが次のようになっています。

 

疲労回復に最も早く良い手段は、寝ることである

この選択肢を見て「おかしいな」と感じたら、それは良い感覚です。公式テキストには「疲労回復に最も早く良い手段は、寝ること」とは書かれていません。確かに睡眠は疲労回復に効果がありますが、「最も早く良い手段」と明言されていないため、この選択肢は偽となります。問題が不適当なものを選ぶ形式なので、この選択肢が正解です。

 

このように正解を導くためにも、食生活アドバイザーに合格するためには、公式テキストを読み込む勉強法が最も効果的です。このコツは確度の高い方法として紹介しますが、すべての問題に必ずしも当てはまるわけではないのでご了承ください。

 

試験対策のまとめ

食生活アドバイザーの試験対策を簡単にまとめます。

  • 公式テキストを全て暗記する
  • 試験本番にきちんと頭を働かせるようにする

この記事を読んでくださってありがとうございます。合格の幸運を!!

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